ちゃ太郎の足跡
気ままの日記
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ちゃ太郎の リスボン日記  8  2009.3.27

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3月27日 よる

アントニオが、3日前の席(階段の下)に案内してくれた。

あの、おねえさまは、やっぱりうまい。
それも並みのうまさではない。
粗さがしの得意な私にも、粗が見つからない。
ファド歌手ではないが、香川有見さんぽい。
ファドは、西洋、東洋、南米、アラブなどの合体なので、めまぐるしく微転調する。
そのポイントを的確に押さえて、あとは自分流に大きく歌いくずす。
いいファディスタは、何気なくくずしていてもポイントは外さない。
香川さんのファドは、安心して聞いていられる。

2人目はアントニオ。
私を「アミーゴ(友人)」と紹介、
しかし、まだ「シャタ」という名前は思い出さない。
こっちも意地になって教えない。

そして3人目の若い女性。
すご~~~~い、こんなのがいたのか。
彼女はいいねー。
まだ粗削りだけど、磨けばいくらでも光そうだ。
バツグンの押しと引き、そのそれぞれが生きている。
なぜ「カルドヴェルデ」にはいい歌手が来るんだろう。

そう言えば、今日は「カルドヴェルデ」で「カルドヴェルデ」を始めて注文。
2年前は「カルドヴェルデ」がスープの名前だとは知らず(意味は緑のスープ)
8日も通って、一度も注文しなかった。
ポルトガルの定番スープで、日本ではワカメのみそ汁か?
ここのは、タコが一切れ入っている。
これがうまい。

帰りがけに店の外で、
アントニオの十八番「壁にも言わない」を、彼の耳元で囁いたら
「アミーゴ!」と言って抱きしめてくれたが、
まだ「シャタ」は思い出さない。