ちゃ太郎の足跡
気ままの日記
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ちゃ太郎の リスボン日記  3 2009.3.24

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3月24日 ひる

「ヴィヴァ・ヴィアージェン(やったぜ 旅人)」を買ったよ。
リスボン市内のバス、地下鉄、市電、ケーブルカーが乗り放題のパス。
5日間で2500円也。もうタクシーには乗らないぞ。
早速ファド博物館に。
アレーーーー変わったね~~。
前は、ファドの女王アマリア・ロドリゲスをメインに古き良き時代を懐かしむ・・・
ってな感じの展示が中心で、一度見ればいいかな?的なものだったのに
何ということでしょう。
全館グレードアップ。
最近のファドクラブの映像や、若手の歌手の紹介、
そして変な形のイヤホンガイドで聴ける、聴ける。
数百人の新旧の歌手の歌声や、映像、ソファーに座っての視聴。
生き生きとした今のファドを体感できるようになっている。
リスボンは、ついにアマリア・ロドリゲスの死後10年、彼女の呪縛から解放されたんだ。
「1時間もいれば充分」から「4時間は居たい!!」に大変身。
アマリア抜きでファドを語るなんて不可能な、日本のファドファンも見においでー。
狭い坂道をうねって走る、観光客で満杯の市電28番よりも、
川沿いの通りを突っ走る、近代的な市電15番の方がいいぞー。
運転手の女性の、風になびく金髪がチョーかっこいい。
日本みたいなダサい帽子なんか、かぶらない。
名所のジェロニモス修道院や、発見のモニュメントなどは無視して、
終点アルジェスの手前で降りる。
老若男女のオブジェに挨拶して、終点のパステラリア(田舎のスターバックス)に。
コーヒーと水と甘いお菓子を頼む。
表ではNHKの「世界街歩き」そのままに、青空将棋やトランプに盛り上がるオジさんたち。
夫や嫁や友人の悪口で盛り上がるオバさんたち。
(言葉はわからないが、しゃべりかたで、あれはきっと悪口だと確信する)
男はあまり働かないと聞いているが、確かにブラブラしているオジさんや若者たちは多い。
オバさんたちのグチも、わかる。

市内に戻るが、リスボンは街全体が坂道なので
地図はアテになりません。
うっかり道路に面した3階から病院に入ってしまい、
1階にたどり着くまで、院長先生のご回診みたいに病院内をウロウロしてしまった。
けっこうアセッた。