ウーロン亭ちゃ太郎 |
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山口県岩国市生まれ、岩国高校卒(宇野千代の後輩)。東京芸大音楽学部声楽科を受験、首席で失敗。慶応大学文学部史学科でインド仏教をかじり卒業。
32歳で素人落語をはじめた後、歌唱力と音楽知識を生かして“落語風オペラ解説「オペラ落語」を創作したところ大当り。37歳でプロの芸人宣言する。それより十数年に渡りオペラ大衆演芸的教養落語を展開(年間100回以上通算1500回公演)
2005年12月31日。かねてからの予告通り「オペラ落語」を幻の芸とすべく50歳(+114日)で引退する。
2006年よりオペラナビゲーター、台本作者、レクチャー講師として再出発し、各地の音楽祭、オペラコンサートの構成、台本、司会、ナレーション、またベッリーニ歌劇場「ノルマ」、プラハ国立歌劇場「椿姫」プレワークショップ。東京室内歌劇場メンバーズコンサート「ちゃ太郎版“フィガロの結婚”」など、活躍の場を広げた。同時に”ちゃ太郎・オペラ・カンパニー”を主宰、座長となり、分かりやすく、誰でも愉しめる≪エンターテインメントとしてのオペラ≫公演を続けている。
好きな芸人は、志ん生さん、枝雀さん、小三治師匠。
趣味は自作の歌詞でファド(ポルトガルの歌謡曲)を熱唱すること。
洗足学園音楽大学講師。
ちゃ太郎・オペラ・カンパニー主宰、座長。
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これまで紹介してきた代表的なオペラ |
カルメン、椿姫、トスカ、蝶々夫人、トロヴァトーレ、フィガロの結婚、セビリアの理髪師、リゴレット、アイーダ、トゥーランドット、ラ・ボエーム、魔笛、タンホイザー、サロメ、ドンジョヴァンニ
これ以外にも日本で公演されているオペラのほとんどを紹介可能 |
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ごあいさつ |
400年前、イタリアのフィレンツェで、お金持ち文化人の知的娯楽として、はじまったオペラは、ギリシャ悲劇の復活を目指していた為、ドロドロした恋愛がらみで人が死ぬというまるでテレビのサスペンス劇場のようなものでした。その後オペラブッファ(オペレッタ)という、浮気がらみのドタバタコメディー(吉本新喜劇のようなもの)が登場し、悲劇と喜劇そろい踏みの知的「エンターテインメント」となりました。
しかし、100年前にこのオペラを輸入した我が国では、なぜか「娯楽」や「エンターテインメント」という言葉が抹殺されお金持ち文化人の知的「教養」、高尚な「芸術」として位置づけられてしまったのです・・・・
時代は変わっても、この精神は健在で、現在我が国のオペラ活動は「教養」や「芸術」を愛する0.2%(根拠のない数字です)の自称文化人と、文化による国威発揚を目論む役人さんによって支えられているのです。
さあ、残された99.8%の皆さん、楽しみましょう!楽しみましょう!
オペラは本当は楽しいものなのです。ワイドショーなんです。バラエティ番組なんです。楽しむ為にあるんです。
パンドラの箱に閉じこめられた「人生のひまつぶし」を出してやりましょう。かわりに、0.2%のある種の人達を「プライド」と共に箱に閉じこめましょう。
「楽しい」という言葉が全ての学問や芸術、発見の根本にあるという事実をもう一度確認しましょう。
喜んでください。ここ数年日本のオペラ界の内外にも「エンターテインメント」の才能が表舞台できらめき始めています。それも堤防決壊のごとくあふれ出しています。時は来ています。「エンターテインメント」を理解できる人生の達人たちも客席に増えています。
夢はもうすぐです!
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オペラナビゲーター ウーロン亭ちゃ太郎 |
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